【美獣兄弟と義妹の関係】~兄の恋人になりまして~【完】

追加章~side多聞~ /―美少女と先生―


とりあえず

お嬢に、差し入れと手紙を渡す

という任務を終えた、オレの耳に

どこからともなく

姫の、涼やかな声が聞こえた気がした。


近くを探し回ってみたら……


のぞき込んだテントの裏側で

学校の人間が、思いっきり叱りつけられてるのを発見。



「ちょっと薬師!

こんな楽しそうなイベントあること

私に報告しなかった理由って何?!」



「え?だって主は関係なくない?

来てるの、だいたい学校の奴らばっかだし。

それにアナタと修羅君の間には、もう何の結びつきも……」



バキッ!ドガッ!ガンッ!


殴られてるぞ、アイツ。

大丈夫かよ。


いや、でもウン。怒った顔も

姫なら、やっぱり可愛いんだけど。

……抱きしめたい。



「ひどいなっ!本当のこと言っただけじゃないですか~!」


薬師が、非難の声とともに

倒れ込んだ地面の上で顔をあげると


ガツンッ!


あ、今度は蹴られたし。



相手の顔面めがけて伸びた、白いふくらはぎ。


つか、いい足してんな、姫。……惚れ直すわ。



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