【続編も完結】王子様の魔法




「ん?これからなんかあるの?」



急いだ様子を見せたあたしに

彼女は驚いたようにその瞳をくりっと丸めた。


それにちらりと目を向けて

大きく頷いたあたしは口を開く。



「今日、中央委員会があるの!委員会の反省会みたいなやつ」

「ああ~、前に言ってたやつか。生徒会の仕事なんだもんね、それ」


彼女の言葉にあたしはもう一度頷いてみせる。



中央委員会。

会場は多目的室だ。


開始までまだ時間があるけれど

急いで向かって、あたしには一仕事。


別に誰かに頼まれたわけじゃない。


だけど、スムーズに会を進める為にも

各委員会の席順を黒板に書き写して置きたかった。



この前も写すのが遅くて失敗してしまったところを

会長に助けてもらったのだ。



あんな失態繰り返せないし

何よりあたしにだってプライドがある。


自分の名誉だって挽回したい。

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