【続編も完結】王子様の魔法

第三章 /迷いと戸惑い




―――……



「藤見ちゃん、痛い……よね?」

「すいません、少し」



夕暮れの保健室。

そこには先生はいない。

夏休みなのだから、仕方ないけれど。


会長に連れてこられたあたしは

半ば強制的に田口さんと二人きりにさせられている。


あたしが蹴られたのは、お腹。

さすがの会長もここの手当てをするのは女子同士の方がいいと気を遣ってくれたんだと思う。

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