【続編も完結】王子様の魔法

第四章 /分からない心




―――……



「亜紀、はえーじゃん。腹はすっかりいいのか?」



あれから数日後、お昼前の生徒会室。


夏休みはすっかり終盤で

明後日には学校が始まるというこの日。


窓辺に寄りかかってぼんやりしていると

入ってきたのはたっちゃんだ。



「お蔭様で……って、その聞き方どうなの」


彼の無神経な言葉に

ひくっと頬を引きつらせるあたし。


彼は悪びれた様子一つ見せずに

「俺とお前の仲じゃーん」と気持ち悪い笑顔を浮かべた。

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