【続編も完結】王子様の魔法

第四章 /地味子の宿命




―――……



「亜紀!」

「あ、瑞穂ちゃん、久しぶり~」


メンバーが揃って、文化祭実行委員数名と共に

あたし達は校庭の片隅で野外ステージを組み立てていた。


その傍を通りかかったらしい彼女は

汗だくで鉄材を運ぶあたしに声をかけてきてくれた。


生徒会の仕事が忙しくて

クラスには一度も顔を出していない。


うちのクラスはワッフル屋をするらしいけれど

文化祭まで一週間を切った今でもその進行状況を知らない。


見慣れたはずの彼女の顔。

なんだか、酷く懐かしい気がしてしまう。


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