【続編も完結】王子様の魔法

最終章 /王子様の魔法





「ちょっと、会長?どこまで行くんですか!?」



彼の背中に向かって大きく声を上げる。


聞こえているのか否かけれど

あたしの声は彼には届かない。


正直彼の答えは分かっているし

彼の反応が気になるわけじゃない。


何だか伝えられて、何だかすっきりしているくらい。


だけど、彼のこの突然の行動が

どうしようもなくあたしを惑わせる。


振り返りもしない会長に引かれて

相変わらずの人混みをすり抜ける。


仕方なく彼に続いて足を進めると

彼は校舎内に足を踏み入れる。


後夜祭中だけあって人の少ない校舎内。

そこを更に進んで彼に連れて来られたのは、生徒会室だった。


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