東雲さん家の食卓には【完】

ダンボールいっぱいの… /炭水化物パレード



「寒い日は〜、やっぱこれだねぇ〜。」


「はあぁぁ、あったまるわぁ。」


「野菜もたくさん食べられるしね〜。」








東雲さん家のすいとん鍋










◇◆◇長男アカネeye




「はい、ちぎって鍋に入れてくださーい!」


「はーい!」



ミコトは楽しそうに生地を手で千切り鍋に入れていく。


すいとんにして良かった!


ミコトと一緒に作れるなんて幸せ!



「栄養も愛情も満点だよー。」


「ただいま。さみぃ〜。」



鼻唄まじりで気分良くキッチンに立っていると、玄関からヒカリの声が聞こえた。



「あ、」



ミコトはキッチンを離れ



「おかえりー!ヒカリ、今日すいとん!」



リビングに入って来たヒカリに嬉しそうに話す。



どれだけ嬉しいの?!

可愛い!

でも早く戻って来て!

俺淋しい!



「すいとんいいけど、米食いたかったな。」



そう言うと思ってましたよ!

現役男子高校生!



「焼きおにぎり付き!」


「マジか!さすがアカ兄!」


「ヒカリ荷物片付けて着替えて来なよ?もう出来上がるよ!」



ミコトは急かすように炬燵に入りかけたヒカリの腕を引っ張る。



「あ。」


「あ?あぁぁぁぁ?!


「何事?!」


火を止め、声を上げたヒカリに問う。



「コートにすいとんの生地つけちゃった…。」



ミコトの呟きを聞いて確認すると、ヒカリの右腕に小麦粉と生地がべっとり付いていた。





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