東雲さん家の食卓には【完】

出逢いと別れ /花粉症



「あ"ー、あ"ー、あ"ー、」


「来たね〜、この季節。」


「可哀想に…。」


「ハクションっ!ハクションっ!」


「バナナヨーグルト食べな。」








東雲さん家の花粉対策










◇◆◇次男ヒカリeye




「うわー、ヤンキーがいるよぅ。」


「ホントだわ〜、怖いわ〜。」


「ミコト、目合わせちゃダメだぞ?」


「はーい。」



目を細め、黒いマスクを着けてゲームをしていたら横で茶番劇を始めたアホな兄妹。


この間つまんねーことで喧嘩してたクセにもうくだらないことで盛り上がってやがる。



「はっ…くしゅんっ!」



あー、クソッ!



「ヒカリって風邪はひきやすいし、アレルギーもちだし大変だね。」


「あ"?!」


「ヤンキー怖いよ〜。」


「よしよし、ミコちゃん、怖かったねぇ。近づいちゃダメだぞ?」



ウゼェェェェェェェェェ!!


超絶ウゼェェェェェェェェェェ!!




「この部屋空気篭ってない?少し換気しよ。」


「?!?!」


換気…だと…?


ブワッ!




「くしゅん!くしゅん!」



(テメェ…っざけんな!ぜってー態とやりやがったな?! )



「あ、ごめん。すぐ閉める。」



( ブン殴りてぇぇぇぇぇ!!力の限りブン殴りてぇぇぇぇ!! )



あ"ーーーーーー!?


目がぁ!


目がぁ!っ!


痒い!


目が痒い!


ゲームの画面が見ずれぇぇぇぇ!!




だから嫌なんだよ!


この時期は!



「ハクション!!」



畜生!


何でオレだけ…


…?!


…?!?!


「ああああああああああ!?!?」


「何事?」


「ヒカリどうしたの?」


「データ消失した…」









もう、マジやだ!



だから嫌なんだよ!花粉症!





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