東雲さん家の食卓には【完】

出逢いと別れ /南雲先生は愚痴りたい。



振り返れば長かったような短かったような1年。


やたら行事の多い学校のクセに試験もきっちり行わなきゃならないから面倒く…おっと失言。


でもとりあえず、クラスに留年するヤツもいないので一安心。


数年前は20歳の高校生がいたらしいけど…

マジありえない。


絶対疎外感ハンパない。


俺だったら辞めるレベル。



それより面倒なのは全寮制なのに、俺のクラスに二人家から通いで来てるヤツがいる。



東雲兄妹だ。

ちなみに双子だ。



派手な兄の方は4月から入寮するらしいが、地味な妹は3年間家から通うらしい。


自由にも程があるだろ、と言いたくなる。



面倒くせぇ。


何がって…



” 家庭訪問に行け ”

と命令が下された。



仕方なく行くけど。

主任イケメンで優しいけど怒ると怖いし。

仕方ないよね、所詮俺も組織の一員だし。




どうせならもっと可愛い子ならテンション上がるのに。



黒髪、眼鏡、おまけに無表情ときて、クラスでも浮いた存在。


友だちいるの?ってレベル。


成績も中の中、普通。


教室にいる時はずっと読書してるし。



家庭訪問に行って何話せばいいの?!


いい所一つも見つかりそうに無いんだけど?!





ああ、マジ面倒くせぇ。

















…ってのが本音で愚痴ったら少し楽になったわ。



ご静聴ありがとうございました。







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