東雲さん家の食卓には【完】

Brand new days /合同コンパ〜春の陣〜



「お待たせ〜。」


「…………。」


「この子が噂の〜?」


「……?!」


「…?!?!」


「え?」


「何〜?」








東雲さん家へテイクアウト










◇◆◇長女ミコトeye




「ね?ミコトお願い!ちょっと可愛い服着て座ってるだけでいいのよ!」



唯一の友だちと呼べるソノカが数日前から度々手を合わせてくる。



「ミーちゃんが合コンなんか行くわけないよ。諦めなよ。」



ミッくんが私の気持ちを代弁してくれた。


手には少女漫画。


最近ヒカリとハマってるらしい。



「そー、そー。コイツが行ったところで空気クラッシュしてジ・エンド。」



ヒカリがスマホゲームをしながら言った。


当たってるけど腹立たしい。



「ミコトお願い〜。ミコトの話をしたら、どうしても会いたいって言ってるの。好きとか下心は無いから!ただ見たい会いたいってだけだから。もうウザいの。超絶ウザいの。私を助けると思って!お願〜い!」



「うーん。」


「イケメン連れて来るって言ってたよ!」


「おい、イケメンってなんだよ。」



何故かヒカリが食いついた。



「イケメンはイケメンでしょ。まあ、ヒカリくんとミヤビくんには劣るかもね!」



「「…………。」」



二人はソノカに反論し難いのか黙ってしまった。


「 ” cafe梟の森 ” …全メニュー食べ放題&全額相手持ち。」



「行きます!行かせてください!」



「えぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」



「マジかよ…。」



「よろしい。」



ソノカは満足そうに微笑むと、



「あんたたち!尾行とか野暮なことしたら許さないからね?」



ヒカリとミッくんを睨みつけた。



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