東雲さん家の食卓には【完】

炬燵×蜜柑×ジャンケン /風邪をひいたときの



「ゴホッゴホッ…」


「え?!ミコト風邪?」


「マジかよ?!熱は?」


「大丈夫、咳だけだから…くしゅん!」


「「い、医者ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」


「 (大丈夫だから静かにしてほしい) 」










東雲さん家の特効薬











◇◆◇次男ヒカリeye




「…39度3分。風邪だね。」


「…………。」


「何か食べたい物ある?」


「…………。」


「こんな時ぐらい我が儘していいよ?」


「…………。」




声に出せたら出している。


猛烈にプリンが食べたい。


人気洋菓子店 ” ensoleillé ” の焼きプリンを所望したい。



2、3日前にミコトが咳をしていたかと思えば、あっという間に蔓延し、この有様である。



「ヒカリは昔からこの時期になると熱出すね。」


ミコトは「しょうがないなぁ。」と、いうように笑った。


いやいや、お前が感染源だから。


” 馬鹿は風邪ひかない ” という言葉通り、アカネとミコトは咳程度で悪化しない。



マジなんなの?

最悪。



「今日はゲーム禁止。おとなしく寝てなよ?」


「?!」


「当たり前でしょ。」



マジなんなの?

最悪。



オレは布団を頭までかぶり、目を閉じた。



「子どもみたいだな。」



アカネが呆れたように笑っているのが、少し遠くで聞こえた。



マジなんなの?

最悪…。




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