東雲さん家の食卓には【完】

炬燵×蜜柑×ジャンケン /クリスマス



「オレは生!」


「たまにはチョコもよくない?」


「私はコレ… 」



( (高っ!?何コレ?! ) )



「フルーツたっぷりで美味しそう。」







東雲さん家のクリスマス









◇◆◇長男アカネeye




「アカネも明日来いよ!お前が来れば女子の出席率上がるし。」



この時期になるとやたら声をかけられる。


合コンとか…

俺には一番不要なイベントだ。



なぜなら…



「ただいま。」


「おかえり〜!ミコっちゃん!」



こんなにも可愛い、世界一可愛いミコトが俺の待つ家に帰って来るのだから!



クリスマスは大切な人と過ごす日だ。


名も知らない女子と過ごすなんて馬鹿気てる。



「あれ?ヒカリは?」



帰って来るなり俺ではなくヒカリの名を出すなんて…

ジェラシー。



「バイト長引くんだってー。夕飯いらないって言われたー。」


「そうなの?珍しいね。でも夕飯は作ってあげてよ。きっとお腹空いてると思うよ。」


「うん。」



手を洗うミコトを眺めながら頷く。


ミコトはクールに見られるが決して薄情ではない。

優しくて思いやりのある可愛い子なのだ。



ヒカリはいいな、こんなにもミコトに想われて…。



「アカ兄のご飯美味しいからね。私も大好き。…っきゃあ!やめてよ!」



思わず後ろから抱きしめる。


だって可愛いこと言うんだもん。



「あははは、ミコト大好き!じゃ、ミコトの大好きなご飯作りまーす!」



ミコトは人を煽てるのが上手い。


スキップしながらキッチンに向かい鼻唄まじりで肉じゃがを仕上げた。



(明日はクリスマス、高カロリーだから、今日は控えめに… )



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