東雲さん家の食卓には【完】

アケオメコトヨロ /サンガニチ



「なになに?」


「何事?」


「いらっしゃい、いらっしゃい!お餅ビュッフェだよー!」


「わーい!」


「また ” それ系 ” ?!」









東雲さん家はお餅ビュッフェ










◇◆◇長女ミコトeye





(ギャーーーーーーーー!!! )



思わず叫んでしまった。

心の中で。


声に出したら、おそらくアカネが血相を変えて飛んで来る。



ありえない。ありえない。

ありえないことになってる…。




脱衣所で体重計に乗ったら大変なことに。



(どうしてこうなった?! )



「うわー…引くわー、オレと然程変わんねー。」


「ギャーー!!何でいるのよ!変態!」


思わずヒカリを叩く。



「痛ぇっ!外から帰ったら手洗い・うがいだろ?!」


「だからって!だからって!…」



わざと小学生みたいなこと言って!



「も〜、何騒いでるの〜?」



エプロンを着けたアカネがやって来た。



「「アカ兄!」」


「ヒカリが、

「ミコトが、



ヒカリと睨み合う。



「…はい、ミコちゃんからどうぞ。」



かくかくしかじか…。



「ヒカリ…それはダメだよ。ダメダメ。」


「真実だけどな。」


「…私、今日お昼いらない。」


「えー?!それはダメダメ!今日はビュッフェだから!自分で量決められるから!少しでもいいから食べなきゃダメ!」



( え?何それ?ビュッフェ? )



ちょっと楽しそう…

などと思ってしまった私は正月太りの深刻さを既に軽視していた。





まさか白い悪魔によってさらなる悲劇が起こるとは知る由もなかった。




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