東雲さん家の食卓には【完】

アケオメコトヨロ /おでんインざ…



「ナンジャコリャぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」


「トマト×チーズだね☆」


「ヒカリいいな〜。それ当たりじゃん。」


「オレもそろそろマトモなの食いたい…玉子とか。」








東雲さん家のおでんには









◇◆◇次男ヒカリeye





「ただいま〜。あれ〜?ミコトは〜?」


リビングでテレビを観ていたら、アカネが帰ってきた。


少し疲労の様子が見える。



( アカ兄、普段大学以外に出かけないからなー。)



「ねー、ミコトは?」


「買い物〜。」


「えー?!一緒に行きたかったぁぁ!てか、今ぎゅーってしたい!ミコトとぎゅーって!」



シスコン炸裂だ。


ここまで欲望を口にするってどうなんだろう。


普通思ってても言わなくね?



「…ヒカリぃ〜、


「どうだった?成人式。」



丁度テレビでアカネと同じ新成人がインタビューを受けていたので、話題を変えた。


でないとオレの身が危ない。


ミコトの代わりに抱きしめられるなんて御免だ。



「えー、退屈だよ。話聞いて、写真撮って…。」


「元カノとかいた?」


「ん?俺彼女なんていたことないし、付き合ったこともないよ。」


「え?!マジで?アカ兄モテるのに?!」



衝撃的事実。


オレだって付き合ったことぐらいあるのに?


オレよりイケメンで頭も良いアカ兄が彼女いない歴=年齢?!



しかもどうしてそんな自慢気に言うんだ?



「好きでもない子と付き合う気もないし、相手にも失礼でしょ。」



アカネはそう言いながらネクタイを緩めた。



( せ、誠実ぅ〜。)



「…ってことはアカ兄ってまさか童…


「ただいま〜。」


ゴスッ。




「痛ぇっ!」


「ミコト〜!おかえりぃぃぃ!」



アカ兄は通り過ぎざまにゲンコツを落として行った。



( マジで?なんか意外…ってか本人の知らぬ間に身体の関係が無くても私たち付き合ってるじゃん?みたいな事になってないか心配になってきた…。天然だから。)



  • しおりをはさむ
  • 93
  • 202
/ 478ページ
このページを編集する