東雲さん家の食卓には【完】

Q&A /もしも…



「働かない。」


「ゲーム三昧。」


「貯金。」


「お菓子の家を建てる!」


「夢見る前に現実も見とけー?」







東雲さん家と宝くじ









◇◆◇高校生ミヤビeye




夏休み明けってビックリするよね。


色白だった子が真っ黒になってたり、おとなし目の子がすっかりデビューしちゃってたり。


そんなそぶり一行も無かったのに、いつの間にか彼氏彼女ができてたり。(親に言えないことしちゃってたり?!)


この1カ月ちょいの間に一体何があったの?って聞きたくなるぐらい変貌を遂げていたりする。


だからかな、あまり変わってない人を見ると、



「なんかヒカリ見ると安心するわー。」



学校のカフェテリアにて。


夏休み前と何ら変わらない親友の姿を見て溢した。



「…キモ。」


「酷いな。てかミコトの件どうした?本気出した?」



揶揄うように尋ねると、



「…考え中。」



少し思いつめた雰囲気。



「どうしたのさ?情けない。」



いつもの威勢がない。


てゆーかこの件に関してはかなーり消極的なヒカリ。



「…キスマーク、」



「は?」


「キスマークついてた。」



誰に?


なんて聞かない。


いや、正しくは聞きたくない。



「ふーん。親や兄に言えないことしちゃったのか。年上の彼氏くんと。」



冷静に言ったつもりだが、内心、怒りと悲しみで震えていた。


生徒に手を出した変態司書野郎を告発して二度と社会復帰できないようにしてやろうかと思った。


でも、それをしたらミコトが悲しむのを知っているからヒカリもアカネさんもしないのだ。


だから僕もしない。


できない。


何も。


無力な子どもでしかない。



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