東雲さん家の食卓には【完】

鬼退治 /溢れかえる…



「パスタ久々じゃね?」


「ミヤビくんから明太子いっぱい頂いたからね。」


「美味しいよぉ!沢城くんありがとう!大好き〜!」


「え?!」


「「オイ、コラァ!」」


「ゴホン、…ミヤビくん真に受けちゃダメだよ?(怒) 」







東雲さん家はパスタの山









◇◆◇次男ヒカリeye




「今日、ヒカリの家行っていい?」


チャレンジャーだな、と思った。


つい最近、ミコトと二人で買物に行き、(本人の知らぬ間に) アカネの機嫌を損ねているのにも拘わらずの発言。



「別にいいけど。」



どーせバイト休みだし、ゲームやるだけだろうし。


でもお前の命の保証はできねーぞ。



「ところで、東雲家は明太子好きだよね?」



明太子!?







友人としてお前の骨ぐらいは拾ってやる。




*********************



「ただいま〜。( あれ?お客さん? ) 」



あ、帰って来た。



「おかえりー。ミヤビ来てる。」


「こんにちは、お邪魔してます。」



しれっと爽やかに挨拶するなー、ホント。


アカネ固まっちゃってるし。



「こ、こここんにちは。ミヤビくん久しぶりだね。」



逆にアカネが動揺してるよ。



「ミ、ミコトは?」


「図書館じゃねー。」


「心配でしたら僕が見て来ましょうか?用は済んだし。」



いやいやいやいやいや、お前はここでおとなしくゲームしてようか。



「連絡してみるから大丈夫。用って…?」


「あ、えーっとですね…」



ミヤビはコントローラーを置き、立ち上がると冷蔵庫へ向かった。



「冷蔵庫勝手にすみません。これ、少しですけど… 」


「明太子?!」



そう言ったアカネの声は喜びに満ちていて…



友人の骨を拾わずに済んだのは確かだった。





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