東雲さん家の食卓には【完】

出逢いと別れ /ひなまつり



「可愛い!可愛い!可愛いぃぃよぉぉぉぉ!」


「まあ、悪くはない。」


「……………。」


「こっち向い…やっぱ向かないで!直視できない!それくらい可愛いぃぃよぉぉぉぉ!」


「アカネ変態。(カシャカシャカシャカシャ… ) 」


「お客様お写真はお控えに…(聞いてねー。) 」



( カシャカシャカシャカシャカシャ… )








東雲さん家のひなまつり










◇◆◇長男アカネeye




待ちに待ったこの日。


世間では女の子の節句の日であるが、ウチではミコトのミコトのためのミコトだけの日!


年に2回ある通称ミコト祭<フェス>。(あと1回は誕生日 )


この日はミコトをお姫様のように扱っても許される日。(もちろん普段から大切にしているが、今日はいくら愛でてもいい日なのだ! )


午前中はショッピング。


「これ買おう!」


「いやいや、こっちも見ろよ!即決するな!」



ヒカリに袖を引かれ、動きを封じられる。



( それミコトにやってほしいっ! )



久しぶりにやってきたセレクトショップ、どれも可愛い、どれもミコトに似合う!



「( …お腹へった。) 」



ミコトが黙り始めたら繰り返していた試着タイムも終了の合図。





「会計お願いします。」


レジに選んだ数着を持って行くと


「ラッピング致しますか?」


「え?」


「あちらの彼女さんへのプレゼントですよね?」



「!!ぜ、是非お願いします!」




か、彼女だってぇぇぇぇ〜〜!!



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