東雲さん家の食卓には 2nd【完】〜番外編完結〜

冬のはじまり /二度付け禁止!



「フォンデュと言ったら?」


「チョコ。」


「チーズ?」


「いやいやカレーでしょ!」








東雲さん家と忘年会










◇◆◇小学生タカヤeye




カランカラン…




「こんばんは〜。」



やけにキラキラした顔で入ってきたのは常連客のアズミ。



「えっ?!神様!?久しぶり!」



カウンター席に座る俺を見るなりそう叫んだのは言わずもがなアカネ。


握手を求められたので、深い意味も理由もないが素直に応じる。


二人は俺を挟むように座ると直ぐにウェイターを呼んだ。



「っざけんな!何しに来た!?」



やって来たウェイターのヒカリは眉をひそめた。


いくら身内でも接客中の暴言はやめてほしい。



「カレーフォンデュ食べに来たの。」



アズミは冬期限定メニューを指差して言った。



「あとビール。」


「飲むのかよ…。」



アカネが珍しく注文すると、ヒカリが嫌そうに呟いた。


それには俺も同感だ。


アカネは飲み過ぎるとキス魔になる。



「たまにはね。」



そんなことは御構い無しで当の本人は微笑んで、周りの女性客の視線を集めている。



「オトナだしね。」



アズミはアカネの肩に寄り添うと払い除けられていた。


アズミもアズミでイケメンなのにアカネと一緒だと霞むのが残念だと思う。




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