お邪魔します、大谷さん。

私とあなたと回覧板 /【202】→【201】



「回覧板?いつの話だよ、もう回したし。」



案の定、ユウトくんは「知らねーよ」と、言わんばかりの様子。



「そうですか…。」



そう言ったメグミくんと視線が交わる。


やはり私の勘は当たっている。


回覧板はあの魔窟にあるようだ。



「ユメさんのとこ行くの?」



立ち去ろうとした時にユウトくんに問われ、



「そうですけど…。」



答えると、



「俺も行く。」


「何故?」


「なんとなく。」


「なんとなく?」



私が首を傾げていると、



「ユウトくんは仲間はずれが嫌いなの。」



と、メグミくんが小さな子どもが内緒話をするように教えてくれた。


それを聞いてクスッとすると、ユウトくんに
睨まれてしまった。



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