THE BOY in the BOX

1 /yuri


担任からの連絡事項を聞き終えると2人は一目散に体育館に向かった。
二階の教室から1番奥の体育がまで全力で走ったとしても5分はかかる。
内藤カレン曰く、その5分の間が1番の死闘となる。だそうだ。


「うわぁー、もう4列目まで埋まってる!こいつら絶対帰りの会でてないって!」



綺麗な顔を歪めながら内藤カレンは息巻いた。


コートの観覧席はすでに4列目の真ん中まで埋まっている。
たしかに帰りの会をボイコットしなければこんなに早く先が埋まることはない。


「こんなに遠いとハルトくんがみれないー…」


カレンは肩を落とすと、おずおずと席に着いた。
ただ、私にはこちらの方が好都合だ。

0
  • しおりをはさむ
  • 0
  • 0
/ 19ページ
このページを編集する