デス・ゲーム 2

GAME 1 /予兆

 力んでしまったのか、シャーペンの芯がぽきっと折れる。


 うぅ……貴重な芯が……!


 しょうがない。また出すか。


 カチカチカチ…


 あ、でもそういえば、習い始めた当初は「しょうがくいちねんせい」って書いてあったような…


 ん?


 ということは、12、11、10、9、8、7…7歳ってこと?!


 ボキっ。


 あ、また折っちゃった。


「、痛って。」


 不意に、隣に座っていたレンから声がした。


 どうやら芯が当たったようだ。


「ごめん。」


 素直に謝り、また思考を巡らせる。…と。


「ソラノさん。」


「はィィィィィィィィィ!!?」


 急に名前を呼ばれたものだから、急いで立ち上がった。


 しかし、クスクスと周りから笑い声が。


 ……恥ずかしい。


「日本の首都は?」


「え―――っとぉ……」


 まずい。


 うまく思考が回らない。


 私がいるのは三列目だから、後ろの視線がすごく痛い。








 


0
  • しおりをはさむ
  • 0
  • 0
/ 11ページ
このページを編集する