不純愛【完】

傍観者


***

「あれ?瀬尾さん?」


会社帰り、最寄りの駅構内でばったり出会ったのは


「…加瀬君?」


あの同窓会以来の加瀬君だった。


「ここで会うとはびっくりしたー…。今仕事帰り?」

「そう。この近くなの。加瀬君は?」

「俺も今終わって帰るとこ」


遥曰く、バリバリの営業マンらしい加瀬君は、この近くの営業先に行ってて今から帰るとこらしい。

前会った時は同窓会もあって幾分か着崩した姿だったけれど、今はピシッとスーツを着こなした出来る営業マンの姿がそこにあった。

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