不純愛【完】

急転

ーーーーーー


───私は母みたいに、愛に縋ってしか生きられない女にはなりたくはなかった。



母の言葉に、すぅっと全身の血が引いていくみたいに指先が痺れる感覚が襲う。

喉を塞がれたみたいに、呼吸はできてるのに息が吸えない。

ドクドクと、早く大きく波打つ心臓は、私の体をさらに重くした。


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