不純愛【完】

愛欲


***

母から正式に離婚をしたと聞いたのは、年が明けてすぐだった。

今まで住んでいた家も出て、新しく出来たという相手とすでに同居も始めてるらしい。

家に残った私の私物をどうするかと聞かれたけれど、思い入れのあるものは一つもなかったから、処分してもらうように頼んだ。

その電話を隣で聞いていた遥が、なぜか不満顔。

通話を終えて「なんでそんな顔してるの?」と聞いたら、


「俺の知らない志乃の過去が残ってるのに…今から取りに行こうか?」


なんて、ストーカーまがいな発言をしてきた。

若干目が本気で怖い。

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