不純愛【完】

Another side

ーーーー Side.A


「いらっしゃいませー」


ここは繁華街の路面に面したカフェだ。

この辺りは飲食店が多く立ち並び、昼でも夜でも常に人で賑わっている。

近くにオフィス街もあるから、お客さんはサラリーマンやOLがほとんど。

大学に入って初めてのバイト先がこの店だった。

店の子たちも殆どが大学生で、歳も近いからみんな仲が良くて、働くのが楽しかった。


この店で働き始めてもうすぐ一年が経つ。

長く働いていると、店によく来るお客さんの顔を覚えたりする。

それはお客さんも同じようで、常連の人は声をかけてくれたりして、それも仕事が楽しい理由の一つだった。

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