不純愛【完】

劣情

***

軽く肩を押され、ポスンとスプリングのきいたベッドへと押し倒される。

玄関から向かった扉の先はリビングで、その隣が彼の寝室だった。

ちょうど月が見える部屋は程よく輪郭が見えるくらいの明るさだった。

ベッドへと押し倒された後、遥がベッド脇にあるライトを点けると陰影が浮かび上がり、そこに顔を向ける彼の喉元を妖艶に浮かび上がらせる。


セックスするたびに思う。


女にはない筋肉や男らしい骨格 。

その肌に触れるたびにゾクゾクするのだ。

女だって性欲はある。

男が女の体を見て欲情するように、女だって男の体を見て欲情するのだ。

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