蓮華Ⅰ~碧眼少女×暴走族~【完結】

第四章 決意 /学園祭




青葉高校二年A組の教室前。



「やばくない!?これって人形?」



クルクル巻き髪のパンダ女は私を指差して唖然と言い放った。



「バカ!人だったらどうすんだよ!」


「けどさ、ピクリともしないじゃん」



ブンブンと私の顔の前で手を振る。


…鬱陶(うっとう)しい。



「この子綺麗すぎだろ。肌白っ」


「マジ萌える~」



何かが燃えてしまうらしい。




「うっわー。メイドじゃん」




私の周りには人人人…かなりの人だかりができていた。


この学校では珍しい女もその中に混じっている。



その中心に居る私は不機嫌に両手で頬杖をついていた。



……私は見せ物じゃない。



「おい今溜め息吐いたぜ!本物だ!」


「マジかよ。人形かと思った…」



そう言って一人の男が私に向かって手を伸ばしてきた。



0
  • しおりをはさむ
  • 1231
  • 4039
/ 347ページ
このページを編集する