蓮華Ⅰ~碧眼少女×暴走族~【完結】

第四章 決意 /屋上の三人




そこにはどこまでも澄んだ青い空と…必ず、




「泣いてんのか」




ヤツは居る。


またその言葉を口にして。



きっとこの言葉は“私の心”に対して向けられているんだと思う。



ジュンは私の奥底にある醜い感情を見抜いた。



ジュンだけじゃない。


ユウもイブキもマサヤもサクも、“蓮華”の皆はいつだって私の中身を見てくれていた。



無性に甘えたくなる。



“泣いてる”



そう言葉に出してしまえばどんなに楽か。



けれど、そんな事は絶対に許されない。



だから私は首を横に振った。



「泣いてない」



そう言ってジュンを見据える。



「ユズキ来い」



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