蓮華Ⅰ~碧眼少女×暴走族~【完結】




優しく手を差し出すジュンはいつだって微かに微笑んでいて、澄んだ青い瞳で私を引き寄せる。



私はジュンに向かって一歩踏み出した。



“蓮華”の皆の忠誠心は並々ならない程大きい。



その大きな思いをジュンは背負い込むんだ。


幹部達に支えられながら。



フェンスに背を預けるジュンの前で私は足を止めた。



「その傷どうした」



ジュンの目線は私の腕にある。



「自分でやったのか」


「………」


「ユズキ。泣きたいなら泣け」


「泣いてない泣かない」



間髪入れずそう言って頑として首を横に振る。



「強情。」



真顔で言い張るジュンは少しばかり怒ってるようだ。



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