蓮華Ⅰ~碧眼少女×暴走族~【完結】




ちょうど門を出たところだった。



「校も―――」



校門だけど。


そう言おうとしたけど直ぐに切れてしまった。



何なんだ。



切れた携帯をじっと見つめて考えてみたがさっぱり訳が分からず再び足を踏み出した。




……その時。



背後に感じる熱い吐息。



気付けば後ろから抱き締められていた。



この爽やかな香水の香り。




「ジュ…ン」




どうしたって言うんだ。



ついさっきまで屋上に居たからなのか、それとも走って来たからなのかジュンの身体は熱い。



酷く息を乱していて後ろに迫る心臓の音も速く感じる。



後ろから両腕を掴まれた。



「てめぇ…勝手に帰ってんじゃねぇ」



心なしか何時もより声が低く感じる。



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