蓮華Ⅰ~碧眼少女×暴走族~【完結】




「何」


「あんま危ないマネすんな」



今更言われても無理な話だ。


今まで散々やってきたと言うのに、どうしたって言うんだ陽は。



ここで頷かないと反感を買い面倒な事になるだろう。



「分かってる」



素直に返したにも拘らず陽は、「本当かよ?」疑ってくる。



「族って言ってもな。もしかすると、そこらの組より頭キレるかもしんねーぞ」


「ん」



陽の話では西の表を仕切ってるとかで、頭がキレて尚且つ喧嘩もかなり出来るらしい。



「へぇ」


「蓮華。今回は神乃組が関わってるかもしんねぇ…、こんな危ない仕事お前がやらなく―――」


「陽」



一言彼の名前を呼ぶ。


その声が届いたのか陽は私に振り返って複雑な顔をした。



「わりぃ。これは言わない約束だったな。……着いたぞ」



タイミング良くマンションに着き、車から降りる。



高層マンションの最上階で、景色が良いという事で陽が決めてくれた。




エレベーターの中、会話は無かった。








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