蓮華Ⅰ~碧眼少女×暴走族~【完結】

第六章 前触れ /前兆




「………」



と、ある事に気が付き私は一度歩みを止めた。



するとそれまで聞こえていた足音も同時に止まる。


それも数人じゃない。



…付けられてるか。



「チッ面倒…」



小さく呟いて私は一気にそこから走りだした。



いきなりの行動に、付けていた奴等は焦りを隠し切れず、派手に足音を立てて追いかけてくる。



“蘭鬼”の時雨とアカリじゃない。


そう私は確信した。



こんな大胆な行動。


奴等はバレるの覚悟で付けてきてるとしか思えない。



家をバラす訳にもいかず私は人気の少ない裏通りを目指した。



大丈夫だ、足には自信がある。



裏通りに入り、追っ手も遠い。



気を緩めたその時。




「居たぞ!!!」




見つかった。



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