蓮華Ⅰ~碧眼少女×暴走族~【完結】




マジで参る。



さっきの倍以上時間を掛け、やっと辿り着いた。


私は遠慮なしに教室のドアを開け、自分の席へ足を進める。



案の定、授業なんてものはやっていない。


黒板には大きく「自習」の文字。


寧(むし)ろ先程より人数が確実に減っている。



そんな中、残っている奴の一人と目が合ってしまった。



「あ、ユズだ~」



椅子を後ろに傾かせ片手には、ポッキーの箱。


そんな体制のまま、こちらに視線を送ったユウ。



まだ居たのか。



「ユズじゃなくて、ユズキ」


「え~良いじゃんユズで。…帰んの~?」


「……、うん」



ユウは、ふ~んと鼻を鳴らし「じゃあさ」と、とんでもない事を口にした。



「一緒に帰ろーよ」



とんでもない。



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