蓮華 Final【完結】

第三章 それぞれの /意思を継ぐ者




念の為検査を受けてその数日後私は退院、更に二日後イブキが退院した。



そのまま私は一旦本家に戻る事にした。




私が今回の事の発端。



爺達から何を言われても覚悟は出来ていたつもりだ。



だが私が思っていたのとはかなり違って。


広い玄関に足を踏み込むなり、



「穣さん!戻ってきてたんすか」


「もう大丈夫なんですか」


「また痩せたんじゃないっすか!?ちゃんと飯食ってました?」


「穣さんが飛び降りたって聞いた時は俺…俺………」



素早い包囲網で囲まれた。



何でコイツ等は責めもしないで私なんかの心配をしているのか。



…変な奴等だ。


堪らず小さな笑みが零れた。



「穣さん本当に良かった…!」


「………」



どうでもいいがむさ苦しい。



だけどこの感じ相変わらずだ。



何も変わっていない事がこんなにも嬉しいと感じるなんて。




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