蓮華 Final【完結】

第五章 総長消失 /気付いた碧





夢を見た。



とてもリアルで、怖かった。



私が彼等を見つめると彼等は悲しそうな顔をした。



まるで何か大きな痛みに耐えるかのような…。




それを私は不思議そうに見ていた。




私は“何か”に気付いていないようだった。




何故そんな顔をするのか。


何故そんな目で見てくるのか。



考えても考えても分からなくてひたすら頭を抱えていた。



いつも答えをくれる彼等は何も言ってくれなかったのだ。



ただ、悲しそうだった。


私はもう誰も悲しませたくないのに…。





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