蓮華 Final【完結】

第五章 総長消失 /拉致




次の日、私は例のコンビニでユウが迎えに来るのを待っていた。



その間にも頭の中を支配するのはイブキとジュンの事で。



だけどユウ達も何か考えがあるらしく、それまで私は勝手な行動をしないよう酷く注意を促された為下手に動けない状態だ。



ふと空を見上げると、綺麗な青空が広がっていた。


全身で感じる太陽の光はとても温かい。



私がこの街に来たのもこんな季節だった。




春の暖かさに包まれた優しい風。



それに乗って耳に入るのはバイクのエンジン音。



それをユウのものだと確信した私は、躊躇う事なく後ろへ振り返った。






――――その瞬間。






「―――っ」




ユウ達の計画よりも早く私はヘマをしてしまったらしい。





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