逆様少女Ⅳ【完結】





奴等への指示は、



「進め」



一点のみ。


その言葉を自分自身の胸に刻み込み、最初の倉庫を抉じ開ける。


ガタン…扉は重く軋みながら唸りを上げた。光が差し、中の全貌が現れる。



ど真ん中。




「よぉ、赤崎クン」




馴れ馴れしく俺の名前を口にしたその男。



見覚えのある顔だった。


記憶を遡り、とある記憶と一致する。




「またその面見る事になるとは思ってなかった。センパイ」




関矢率いる三年が二年にが敗れてから大量の三年が鷹校を去った。


その三年のうちの一人で、関矢や亮程には及ばないがそこそこ人を集めていた覚えがある。



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