逆様少女Ⅳ【完結】

第十八章 /side タツミ






菜月という人間は随分変わり者だった。



滅多に笑わねえし無愛想で目付きも悪かったしで、初めて会った人間には警戒されまくりだったが、一見して拒否しない人柄からか自然と人が集まり、集団の中心に居るような人間だった。



けど根本的にある性格というのは“良い奴”で、情けや慈悲を掛けるのが得意なお人好しの類があった。



その性格が自分の身をも滅ぼすとも知らずに。





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