逆様少女Ⅳ【完結】






「聞いてみたら?理事長の弟さんに」


「…理事長……」




訝しげにそれでも理解してはいるのか、ヤナセタツミの方を見た。


チッと面倒臭そうな舌打ち。




「…見ただろ?五十嵐成(イガラシナリ)と新津芹(ニイヅセリ)は血ぃ繋がった兄弟だよ。詳しい事は本人に聞きな。そんで、てめえ等んとこの学校の理事長やってる柳瀬(やなせ)って男は俺の兄弟。もう何年も会ってねえが」




もういいかとばかりに溜め息を付いて黒服の奴等にこれからの指示を出した。



赤崎椿には榊ユナを連れて外の車に乗るように言う。



俺はさっきも言った通り“片付け”らしい。


俺も怪我人なんだけどってのは通らないだろうな。





「赤崎クン、君は仲間を捨ててきたの?」




赤崎椿はその実力から主戦力でもあり、彼等のモチベーションを保つ為の存在でもあるはずだ。




0
  • しおりをはさむ
  • 1612
  • 4086
/ 368ページ
このページを編集する