逆様少女Ⅳ【完結】







「お前等、病室だ。静かにしろって―――」




それとこのタイミングで部屋へやって来た彼の姿も。



私とパッチリ目が合うなり、固まった。




「俺…サカちゃん呼んできますね」


「お、俺も行くっす!!」




カジとサトーくんが立ち上がり、「ユナ!ユナ!」と見えない尻尾を振るコウヤくんを引き摺っていく。



何なんだ。


一先ず固まってる彼に声を掛けてみる。




「おはよ」


「…はよ」




相変わらず素っ気ない男であると思った。




体を起こそうとすれば激痛に悶える事になり彼が速攻飛んできて断念。



本当に……お構い無しにボコボコにしてくれたらしい。




此処は病室。


さっきカジがサカちゃんって言っていたから渚の知り合いらしいあのサカちゃんの病院なのだろう。



またお世話になってしまった……。





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