逆様少女Ⅳ【完結】

第十九章 /side タツミ












「…あの男は昔から“やり方”を知らないですね。最悪です。あの女の家も二度と表に出てこないよう匿っておけば良かったものを…」


「あの女の“治療”が終わったからだろ」





だから出てきた。だから始まった。それだけの事だ。



そして俺は、テメエは殺さない決断をした。


目が覚めたらしいユナの様子を報告がてらセリの家に行けば、真っ暗な部屋の中ソファーで休んでいた。




「俺は…」




片手で頭を抱えてらしくない表情をするもんだから、「何だよ」出来るだけいつも通りを装って問うてやれば、





「―――チビに嫌われたでしょうか?」





真剣な顔して言い放つもんだから耐えらんねえだろ。





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