逆様少女Ⅳ【完結】

第十六章 /逆様少女、追い掛ける






渚はナリに会いに行く事に関しては何も言わなかった。


ただ、気を付けてと何かあったら連絡してを何度か繰り返し言っていた。



部屋を出ると、なんという偶然だろうか。




「おー。変人猫女。何してんだよ」


「赤崎に話がある。いるか?」




………というかこの双子よく来たな。



二人で来たのかタタリザワの姿はない。


椿が許しているとは言えよくもまぁこうも堂々と元敵地に来られるな。



飄々と現れたキョーとソー。


椿に話があるらしい。



それはそう。


亮が関わっていた事でまた事情が変わって来たのだ。




「………」




それにしても……うむ。


私は少しの間考えて、片割れの腕を掴む。



「あ?」



そしてもう片割れの方を見上げた。




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