逆様少女Ⅳ【完結】







「…椿から聞いてる。でもこのままだとずっと会えないんじゃないの?」


『…ユナ坊変わったな』


「え?」


『今どこにいる?』


「今…公園。コウヤくんと」


『年頃の男女が夜の公園で二人……か』




タツミの頭の中ってどうなっているんだろう。




『駅前まで出て来れるか。可愛い可愛い妹の頼みだもんな。会わせてやるよ』


「タツミ…ありがとう」


『それは後で目見て言ってくれ。上目遣いで、タツミおにいさ―――』




切った。多分これ以上大事な話はないだろう。




「行こうコウヤくん!」


「お、おう!」




私はコウヤくんの腕を掴んで公園を出た。




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