逆様少女Ⅳ【完結】

第十六章 /逆様少女、願い







奴等の目的も人数も、謎のまま。被害は増える一方で。


奴等の居場所。それだけは掴めていた。



先日の椿達との話し合いの中ソーは、嘲るように笑ってた。



“亮って男は一体何がしたいんだ”、と。



双子に鷹校との協力案を持ち掛けた亮。



何の意図があったのか。



奴等の中には元鷹校生が何人も混じっていた。


亮の昔の仲間もいたと渚は言っていた。


亮が呼び寄せたのだろう。



“クローバー”からの被害の殆どを受けているカス校では一刻も早く“奴等”を潰したいとの事だった。



でも、相手が相手だけに何の準備もしないまま乗り込むには無理があった。



椿達と双子で行ったあの夜、私達は“奴等”の狂気をこの目で見た。


正気の人間じゃなかった。


気が狂っていた。言葉が通じなかった。目が合わなかった。



その目を私は知っていた。





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