逆様少女Ⅳ【完結】

第十六章 /side 渚






夜になってもこの街の中心部は煌びやかな光に包まれていた。


寧ろ夜の方がある意味活気付いて見えるその場所を俺は一人歩いていた。



ここからでも見える大きな建物。


あの時はユナちゃんと二人でデートのつもりがコウとナリも付いて来て大変だった。


ユナちゃんとナリは迷子になるし。



そういえばユナちゃんがあるお店をずっと遠目から見ていた。


猫をモチーフにしたデザインのアクセサリーや洋服が売っていた店。


その店のデザインの髪飾りをユナちゃんは偶に身に付けている。


何の気紛れか本当に偶に。



意外な事に女の子らしくて可愛らしいものが好きな彼女のギャップにやられた。


しかし彼女は入るとは言わず、直ぐにそこから視線を外して先に行ってしまった。



――――なんて色々と思い出してしまうけど。




その後何の為にユナちゃんとおまけのコウ達を連れてここら一体歩き回ったか。





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