逆様少女Ⅳ【完結】

第十七章 /逆様少女、彼の意志





その日は夏休みの最終日。



ダラダラと続く残暑にうんざりしながら私は椿と共に学校へと向かった。



不思議な事に鷹校付近になると、一気に人が増えて、私服の人も多いけど皆鷹校生だと分かる。


まだ夏休みだというのにこの人数は……。



学校に着くと更にその人数は増えて、皆椿と私に頭を下げていく。


当然の事ながら男しかいない。



どうやらこの物凄い人の波は中庭に集まっているようだった。




「これどうしたの…」




流石に気になって隣を歩く椿を見上げた。



椿は私の頭に手を置いて、




「コイツ等全員にお話があんの」




いつもより軽い調子でそう言った。



「話?」


「お前もそこで聞いとけよ」



彼等と同じこの場所。




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