意地悪な兄と恋愛ゲーム【完】

第十二章 /一番星




晴斗はうっすらと目を開けた

朝の光が部屋の中に差し込んできている



隣で美咲が、天使のような穏やかな顔で眠っていた

その寝顔にそっと声をかけた


「おはよう…」


「ん…」


美咲は少し身じろぎをして、またスヤスヤと眠ってしまった


その無垢な寝顔が最高に可愛くて、笑ってしまう


髪を撫でてあげると、愛しさが胸の奥から、澄んだ湧き水のように溢れ出す



平和で静かで輝かしくて、幸せに満ちた平日の朝だった____




「これから何があっても、一緒にいようね…」




美咲の幸せは、俺が守ってあげる___


幸せにしてみせるから_____

 


晴斗は、固く誓うように美咲の頬に口づけを落とし、しばらくその寝顔を見つめていた……






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