意地悪な兄と恋愛ゲーム【完】

第三章 /晴斗の気持ち

~晴斗の気持ち~




『ちょっと…美咲!もう、夕飯よ!』


『いらない!』



バタバタと廊下を走る足音がして、隣の部屋の扉がバタンと盛大な音をたてて閉まった


自室のドアに背中を預け、座り込んだままの晴斗は、口元を手で押さえ、クスクスと笑った



重い石に全身を潰されたかのように身体はダルい

たぶん、この雨に濡れたせいで、今熱があるんだろう



着替える気にもなれず、ベッドの中に倒れ込む気力すらないのに、美咲の事を考えていると元気になれる




唇を奪ってやった____



美咲は今、隣の自室で、俺にキスをされた事を全力で後悔しているんだろう


俺に腹を立てて、恨んでいるかもしれない……



キスを交わした直後の、呆然とした美咲の表情が、晴斗の頭に浮かび、再びクツクツと笑いがもれる





かわいい…



何て、かわいい女なんだ………




絶対に、俺のものにしてやる___!!











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