真夜中の相談屋敷

1時間後、葉月が戻ってきた。

葉月は私とあきに作ったお弁当を手渡すと、その後に朝食のおにぎりを机に置いた。

朝食も作ってきてくれたみたいだ。

なんて気が利くんだろう…。




おにぎりを食べ終わると時刻はもう7時。

もう少しで学校が始まる。

私達はまだ空き教室に居る。

さっきと同じ席に座っていた。

「あー…、どうしよう…」

私はもう一度、テスト用紙を見直した。

…不安すぎる…。

「大丈夫だって。あれだけやったんだから」

「そうだよ。小野寺さん頑張ってたし」

不安に駆られる私を葉月とあきは励ましてくれた。

「……ありがとう…」

「…?」

「勉強…教えてくれて…」

感謝を素直に伝えるのが少し恥ずかしく、私はふたりと目を合わせないように、少しだけうつむいてボソボソと伝えた。

「ま、頑張れよ」

「……うんっ」











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