真夜中の相談屋敷

ホームルーム中、小池先生は明日の終業式の日程を話している。

私は小池先生の話は聞かず、机に顔を伏せていた。

「……ドンマイ」

葉月がボソッと声をかけてくるが、もう反応する気力もない。



「はい、じゃあホームルーム終わりね。何か質問とかある人…」

「先生」

誰かが手を上げて先生を呼んだみたいだ。

私は顔を机に伏せたまま聞いていた。


「俺も補習したいんやけど」


方言を使う訛りのある男子生徒の声。

「え…、でも高坂くん。あなた成績良いじゃない?」

「それはそれやで。ええやろ?」

「んー…。まぁ、意欲的でいいんじゃない?分かったわ。補習やってもいいわよ」

高坂と呼ばれた男子生徒は補習をするそうだ。

しかも、自分からやると言い出した。

…関西弁…。

私はゆっくりと顔を上げて高坂くんを見た。

…!

高坂くんと目が合った。













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